音楽の街ウィーンの一流コンサートやべえ。及び、儲かる企業とジリ貧労働者の違い。ヨーロッパ旅行記。

一流のコンサートがやべえ
音楽の街ウィーンの本物感やべえ

先日別事業の研究や人に会う用事でヨーロッパに1ヶ月ほど行ってきました。

 

音楽の街ウィーンにもいってきた。

オーストリアといえばマリアテレジアだよねってことでマリアテレジア博物館にもいってきました。これは娘のマリーアントワネットですね。彼女らの歴史は非常にビジネスに役立つのでまた別で書きます。

僕は海外で適当に道端にいる人に声かけて友達になるってのをよくやる。で、今回もやった。

そしたら、声かけて仲良くなった兄ちゃんがウィーンの有名オーケストラの人だった。明日の晩コンサートがあるからこいよって。

音楽界では超有名な「黄金のホール」とも呼ばれるウィーン楽友協会大ホールで演奏するらしい。

毎年ニューイヤーコンサートが全世界でテレビ中継されているので音楽系の人は割と知ってる名前かと。

ちょうど次の日、予定空いてたのでせっかくなのでノリで行ってみた。フッ軽大事。

1番ハイクラスの席がちょうど1席奇跡的に空いていたので、速攻で買った。

にしても上品なご家族や、貴族っぽい老人ご夫婦が多い。

ただギラギラしてるって感じではなく、落ち着いたエリート育ちですって雰囲気。日本で言えば六本木寄りというより銀座寄りって感じ。

ホールの外でシャンパンも売っていた。せっかくなので飲んでみた。まあ、普通。ワインだとジョージアで飲んだワインが1番美味しかった。意外と知られてないけどジョージアはフランスに次ぐワイン大国だからワイン好きにはおすすめ。

それはよくて、とにかくコンサートがすごかった。

何がすごかったって、もちろん演奏もすごかったんだけど、演奏の曲選びが優秀だった。

ビジネス的に非常に優れていた。

どういうことか?

「キャッチー×大衆受けコンテンツ」

これができたいた。

これは僕がビジネスをつくる時にいつも意識していることで、中小企業の社長にアドバイスする時もこれを絶対にやってもらう。まあ間違いなく利益は伸びる施策。

もっと詳しく話すと、今回、モーツァルトの楽曲だけに絞ったコンサートでした。しかも今回だけモーツァルトに絞ってるとかではなく、その兄ちゃんが所属してるオーケストラは年中ずっとモーツァルトのみを演奏しているらしい。

これが非常に優れた戦略で、モーツァルトの曲は有名どころは大体の人は聞いたことがあるわけです。だから楽しめる。ぶっちゃけ聞いたことない曲をコンサートで聴いても、うーんすごいけど、うーん。って感覚になるんですよね。

昔スイスの歌劇場でオペラをみたんだけど、オリジナルの演目で会場の盛り上がりも微妙で、まあそうなるよなーって雰囲気でした。まああとドイツ語がほとんどで、マジで理解できなかったってのもあり残念な思い出化してるのはありますがw

とはいえ、今回のウィーンのコンサートとの盛り上がりを比較しても、天と地の差レベルです。

要は、自分のやりたいこと発信したいことばかり出してたら誰にも興味もたれないで終わるよ。その結果全く売れずに利益どころか赤字になって崩壊するよ。ってのを理解してほしいのです。

たとえば日本トップクラスのミュージカル組織「劇団四季」もこの施策で規模を拡大してきた過去があります。

浅利慶太氏を筆頭に慶應大生の集団によりスタートした劇団四季。初期のころはハムレットなどフランス文学を中心とした演劇集団でした。ただ、マジで人が集まらなかったんですね。

彼らは自分の広めたい作品、誇りのある作品をひたすらに演じていましたが、死ぬほど売れない。死ぬほど人が来ない。

劇団四季主役されてた方と仲良くさせていただいてるんですが、(偶然住まいが鬼近いのもあり)初期のころは劇団四季ですら1枚1枚手売りでチケットを販売してたそうです。

それでやべーなとなった浅利慶太氏は、ライオンキングやアラジン、美女と野獣といった大衆受けするキャッチーなディズニーミュージカルを取り入れました。

興味付けできるキャッチーかつ大衆受けするコンテンツをフロントに持ってきたわけです。

で結果今は年間300万人以上を動員する日本トップのミュージカル組織として君臨してます。

簡単に言うと、自分たちがやりたいコンテンツってのは、まず売れてからやるべきなのです。利益といった点だけで言えば、ぶっちゃけやりたいこと一切排除くらいで考えてもいいです。

おもろいコンテンツをつくれる人材だけが生き残れる世界にどんどんなってますからね。おもろいコンテンツが作れたら稼げるっていうレベルではなくて、おもろいコンテンツがつくれないと稼げないにどんどん突入します。

おもろいコンテンツがつくれると、劇団四季やウィーンのプロオーケストラのように、世界中の人を相手にできます。富裕層だろうと相手にできるようになります。

これができると競合どうこうは関係なくなります。競合が強いと言われている市場でも、それに左右されずに勝てるようになりますからね。

 

おもろいコンテンツつくれないと今後きついですよ。

あとは話してきたように「大衆受け×キャッチー」なコンテンツを前に出していかないなど、構造的に問題のあるビジネスをつくっている場合もきついです。

 

おもろいコンテンツって点で参考になる話があって、

創設者が日本人起業家のASKAが開発している空飛ぶクルマの話です。2026年に商品化を目指して動いていて、もうおもろいですよね。

空飛ぶクルマつくってますってだけで、めちゃくちゃ興味持たれます。

空飛ぶ車自体実は、全世界に普及していくことがすでに予測されていて、2040年までに市場規模は約160兆円規模になると考えられてます。160兆ですよ。

しかもすでに予約販売だけで70億くらい売り上げ確定してるらしい。

(出典:ASKAプレスリリース)

いや全然車っぽくねーじゃん。これじゃ公道走れなくね?と思ったら翼格納可能で、SUVほどの大きさに走る時はなるらしい。 見た目のスタイリッシュさはうーんってとこあるけど、空飛ぶ車が実現しかけてるってのはワクワクしますね。

空飛ぶクルマっていう6文字だけで興味そそられるっていう。

 

短くても刺さるワードを知っていくのも大事です。

 

おもろいコンテンツを作れる人がまわりに増えたら人生おもろいなと思って書きました。

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