こんにちは、ジミーです。
織田信長。この人の名前を知らない日本人はいませんね。
彼は日本の歴史に大きく名を残した
最強の武将なわけですが、
彼の事例は非常に面白いです。
今思えば当然のようなものでも
あらためて学びになる。
ビジネスをやっていく上で重要になるのは
戦略を立てていくことですが、
戦略ってどれだけ
ケーススタディできているか
ってところになってきます。
故に、歴史的な観点からのケースを
いかに知り、脳みそにためていくことが
できるかというのも重要になります。
で、戦争や軍事といったものは
マーケティングの起源で実はあるので
日本の歴史として戦争や軍略を学んでいくのは
めちゃくちゃビジネスに活きます。
で、
信長が何をやったかということですが、
彼は港を支配した。
港を支配するというのは
超絶大事なわけだが、
貿易の要になるわけだから。
港には人も金もモノも
大量にくる。
今みたいにインターネットなんて
存在していないから、
決済をして何かを手にするためには
実際に港に足を運ばなければいけない。
故に港で取引が
たくさん行われていたわけです。
信長が戦争で勝てたのは
鉄砲を使ったのと港を
支配したのが大きいです。
信長が戦争で鉄砲を
使ったのは有名ですね。
鉄砲を使うためには当然ですが
玉が必要になります。
火薬も必要になります。
そしてそのためには
それらの減量となる
鉛や硝石が必要になってきます。
そしてその原料らの入手手段は
輸入に頼っていました。
輸入、つまりは貿易です。
貿易は港にて行われるわけですから、
港をおさえた織田の軍営は無敵状態
だったわけです。
だって他の国は鉄砲は使えないわけで
自分達はいくらでも使えるわけです。
これは余裕がちできるよねと。
これらの戦略を
もっと抽象度あげて考えてみると、
1番重要度の高いゴールをまず最初に見出し、
そこから逆算をして
押さえていっているわけです。
このような思考は
ビジネスでも重要になってきます。
あと織田信長といえば、
有名なのは兵農分離ですね。
それまでは基本的に
普段は農民をして暮らしているような人間に、
戦争がはじまったら徴兵して、
軍人になってもらうみたいな
流れだったけど、
それだとまあ訓練とか
されていないわけだから
弱いわけです。
だからこそ信長はちゃんと
訓練された最強の軍人を
育てようとしました。
そのために行われたのが兵農分離です。
けどこれは超絶にお金がかかります。なぜか?
軍人とはいえ、構造的には国による雇用です。
つまり、職なわけですから、
給料を払う必要があります。
金がかかるのです。
だからこそそのためにも、
富の発生源になる貿易の
要である港を支配した。
金が絶対に必要で、
そのために貿易をして金を儲け、
他の国には絶対に港を渡さないという戦略だった。
これは日本に限らず世界史でも同じです。
大航海時代には地中海沿岸を
イスラム教のオスマントルコが
支配していました。
だからこそ他のルートを探した。
これと一緒です。
港や海を支配すれば、
他の国はそこに介入
しづらくなります。
結果的にその国のビジネスは
発展しづらくなって経済発展もしなくなる。
国を発展させるためには
金が絶対に必要になってきます。
それか金の代わりにになる何か。
たとえばそれは、
原油だったり、
石油だったり、
植民地だったり、
奴隷だったり、
土地だったり、
革命につながる貴重な技術だったり
金銀財宝だったり、
現物資産だったり、
債権だったり、
そういったものです。
金の代わりになる何かで
発展した事例だとアメリカ
とかも顕著ですね。
アメリカはもともと
荒廃した国でしたが、
原油が大量にあったから
栄えましたしし、
あとはヨーロッパも植民地があって、
そこで労働させることのできる
奴隷も大量にいたから発展しました。
当時は奴隷をアフリカで輸入して、
植民地に輸出をして、
農業を発展していきました。
奴隷となる黒人は体力も非常に高いので、
都合のいい労働力として
使われてしまったのです。
今思えばものすごく
酷く思えることですが、
昔は平気でこれは行われていました。
いゆわる奴隷貿易ですね。
奴隷もお金の代わりになる、
一種として扱われていたのです。
結局戦争の勝敗は”金”で決まります。
いかに大量の富を持っているか。
それで決まるのです。
金があるところに人は集まりますし、
その結果軍人も比例して増えていきます。
金があれば強大な力を持つ
平気も大量に手に入ります。
金があれば新しい技術を
発明することもできるため、
凶悪的な革新的兵器も
生み出すことができます。
故に、
戦争的視点からみて、
国は強くなります。
1つ前の記事でも書きましたが、
最も簡単な富の入手手段が
『略奪』です。
昔となれば、
現代よりも最も
簡単といえました。
現代ですと法の整備などにより、
特に日本は略奪による
富の入手は難しくなりましたが、
(倫理的な話は今回は省略します)
視点によっては多くの
ビジネスは略奪とも
捉えることもできます。
まあそれはいいとして、
金があれば何もかも
発展していきます。
日本は地租改正の時に
農民の税金が一律になり、
実質下がったのですが、
その結果今までは頑張っても頑張っても
その分税金が取られるため儲からず
農業をやるモチベーションが
上がらなかったが、
一律になり実質下がったことにより
いくら稼いでも国にぶんどられないので
農民のモチベが爆上がりで日本の
農業の生産性はめちゃくちゃ上がりました。
これも結局金です。
一方で税金をあげすぎると
今度は国に反抗して
一揆が起こります。
これも金だし、
寺社の権力が強かったのも
金貸しを兼任していたからです。
酒屋土倉役とかもそうですね。
金貸しは基本儲かります。
銀行が儲かりまくっているのと一緒です。
金貸しが儲かりすぎると、
民が苦しむことになるので、
徳政令という借金帳消し命令を出しました。
これは金貸しからしたら
とんでもないことですが、
それだけ影響力もあったという証明ですね。
結局金です。
例えば他には宗教の力は
強大だと言われることがありますが、
それも根本をたどれば金であることが多いです。
信長の話にここで戻しますが、
信長は武田信玄と戦争します。
で、勝ちます。
じゃあなんで武田が負けたかというと、
武田信玄は山梨つまりは海がない場所に
陣営がありました。
つまり陸の孤島が故に
鉄砲もないし貿易もできず
儲かりません。
関所で止めたら終了です。
物資がストップし、
発展とは逆の道へまっしぐらです。
これはイギリスが日本に対して行った
ブロック経済と全く一緒の構造ですね。
経済封鎖を行えば、
相手は完全に困窮状態になります。
鉄砲だって、
もし仮に持っていたとしても、
火薬をつくれないと意味を成しません。
つまりは鉛だったり硝石だったり、ですね。
だからこそ経済封鎖を
することは戦略としては重要。
勝つべくして勝つ。
織田信長はビジネスうまいなと思います。
そしてやはり戦争から学べることは多い。
1番重要なところをまず押さえ、
優先度低いところはその後にやればいい。
基本的な考え方ではありますが、
超重要です。
貿易といった観点を深堀すると、
コミュニケーションの
重要性も理解できます。
鉄砲は外国からの輸入品なわけですから、
外国人とコミュニケーション
できるのも大事になります。
さらにいえば、
自信がなければ、
不可能な仕事です。
異国の南蛮人から、
謎の超物騒な鉄砲を
仕入れているわけですから、
すげえ挑戦的だなと思います。
普通に怖えだろ。w
けれどそれを昔の日本人は
やってのけたわけです。
私も心を鍛えなければと思います。
ちなみに貿易によって、
戦国時代にキリスト教が
広まるようになります。日本に。
信長はキリスト教の
布教を容認した変わりに、
希少性の高い商品をもらいました。
結果キリスト教はめちゃくちゃ広がりました。
そのひろめてくる連中が
いわゆるフランシスコザビエルが
入っているイエズス会ですね。
この人たちが南蛮貿易を
通じてキリスト教を
日本に広めて行った。
歴史を勉強して、
それらの裏側を理解していくためには、
お金といった観点から紐解いていくのが
簡単なんですよねやはり。
税金だったり、
貿易だったり。
あとは金貸しは
儲かっているという
視点だったり、
大仏の健立とかも
めちゃくちゃお金や
権威といったものに
親和性が高いですね。
戦争、軍事、産業革命、
これらもです。
すべてにお金が関わってきます。
信長の戦略はめちゃくちゃ
頭がいいなと思いメモがてら
書きまくっていたらすげえ
長くなってしまいました。
歴史なんてビジネスに
関係ないし学びはないと
思っていたけど、
いざまなんでみると
世の流れが超見えるようになったし、
それによって面白い発見も多いし、
実際ビジネスを作るときや
分析するときにも超役立っているので、
歴史の勉強はおすすめです。
ちょっと堅苦しい
勉強は苦手といった方は、
僕のブログやメルマガなんかで、
ラフにビジネス的観点から見た
歴史学を学ぶのもおすすめです。
他にも歴史に関する記事はあるので、ぜひ学んでください。
それでは。