ネット業界然り、もっと大きなくくりでみたビジネス全般でも同じく”陥りがちなミス”について話します。
『作り手目線で何もかもやってしまうというミス』についてです。
要は、発信者や開発者側の言いたいこと言っちゃってる結果、全く消費者に伝わってないわーっていう。
ビジネスで1番重要になるのは『利益をとにかく追求すること』です。
それ以外は二の次です。
誰がなんと言おうと、これは大原則なのです。
『自分の発信したいこと発信する』ではありません。
『自分の使いたい言葉で発信する』でもありません。
Twitterやブログなど、さまざまな人の発信を見ていてもすげえ思いますが、あーミスっちゃってるわーてのはすごい思います。
その一言で年収2000万くらい下げちゃってるよ。ってのをマジで多々見受けます。
なんでこの話をしようかと思ったかというのも、今日、キリンビールの『氷結』『淡麗』『キリンフリー』を開発した和田徹さんを招いて講演会を開催してきたんですね。
というかちょうど今、和田さんのお話しを聞いているところでして、せっかくなので学びを一部共有しようと思い、書いてるんですが、
和田さんも当初、世界初のノンアルコールビールキリンフリーを開発した時に、これの重要性に気づいたそうです。
ビジネスにおいては『言いたいこと言ってちゃいけねーんだな』という重要性です。
というのも開発当初は、
この『世界初0、00%』というのを全面的に押していこうとしていたそうですが、その時の周囲の反応は微妙だったそう。
世界初なのはよくわかった。
けどよ。
俺には無関係じゃね?
って思われてしまっていたわけです。
世界初、
業界初、
そういった言葉はコピーライティング用語として鉄板的なイメージはありますが、ぶっちゃけ見慣れてしまっているし、なんだかあまり刺さんねーなってのは正直なところあなたも感じるかと。
ここで和田さんはじめキリンフリー開発チームは、最終的に、
『飲酒運転を0、00%に』というコピーで発売したところ、ベネフィットから存在意義、ビジョンがすべてしっかりとお客様に伝わって、大ヒットに繋がったそうです。
自分主体で書きたいこと言いたいことばっかり伝えてちゃあかんよってことです。
最初にも書きましたが、ビジネスで1番重要になることは
『利益を追求すること』です。
どれだけ自分で気に入ったキャッチコピー、LP、Twitterのプロフィールetc…ができたとしても、
それがただただ自分の自己満文章になってしまっていたら、一ミリもお客さんは欲求喚起されないわけです。
自分のメディアを見返してみてください。
どうです?
僕はこれまで数々の方や企業のメディア添削や、商品開発に携わってきましたが、ほとんどが最初は言いたいこと言ってしまって撃沈寸前って感じでした。
加えて、希望なのは、それを変えるだけで利益が数十倍、数百倍に伸びるなんてことはマジで当たり前であるよってことです。
それだけ、お客さんに伝える言葉ってのは大事なのです。
どれだけそこに本気度持って取り組めるか?ってのが暇な金持ちになれるか否かの生命線だなと。
ロングセラーを生み出せたら、その後ずっと仕組みで売れ続けてくれるわけですから、楽ですよ。
ずっと頑張り続けろってわけではありません。
とりあえず3ヶ月くらい死ぬ気で頑張って人生あがってやるぜーってノリで覚悟決めれる人は強いっすね。
ってな感じで締めます